40代後半からの食生活改善日記 à Paris

不耐性により、牛乳・卵・小麦粉なしの生活。

「腸に優しい食事」の指導?

去年の秋から、 Micronutritionniste のB医師の所に
通っています。

Micronutritionniste(ミクロニュートリショニスト)とは、
ビタミン、ミネラル等の微量栄養素を扱う栄養療法士?
を表すようです。
日本で最近広まっている栄養療法と同じものを
フランスで探してもなかなか見つからず、
どこに行ったら良いのか…と困っていたところ、
似ているものを発見。
それが、Micronutritionnisteでした。

私の通っているB医師は、女医さんなのですが、
あんまり詳しい説明をしてくれません…。
診療時間も、けっこう短いです。
半年ほど通ってようやく、治療の内容がなんとなく
理解でき、やっていることの意味もわかってきた感じ。

B医師にまず最初に出された指示は、
「腸の炎症と粘膜の傷みを回復させるための食事」に
切り替えることでした。
つまり、胃腸に優しい、消化の良いお食事を…と。

問診や検査の結果を見た上で、
決まっているフォーマットに、私の状態に合わせて
先生が手書きで書きこんでいきます。


実際こんな感じです。

★★避けるべき食品★★
果物:
 生の果物、オレンジ以上のサイズの柑橘、
 プルーン、すもも、キウイ、メロン、
 バナナ、ぶどう
野菜:
 生野菜、キャベツ類、白菜、
 豆類(ピューレ状でないもの)
 長ネギ、玉ねぎ、アスパラガス、
 アーティチョーク、菊芋、ゴボウ、
 にんにく、など
乳製品:
 ラクトース(乳糖)の多いもの、
 乳、牛乳ヨーグルト、アイスクリーム、
 チーズ、食パン、菓子パン類、キッシュ、
 クロックムッシュ、など
でんぷん類・シリアル:
 グルテンの多いもの
 小麦、パン、ケーキ、パスタ、クスクス、
 ライ麦、オート麦、繊維の多い食品、
 全粒粉の製品、玄米、など
飲み物:
 コーヒー、濃いお茶、炭酸ジュース、
 強いアルコール飲料、フルーツジュース

★★推奨される食品★★
果物:
 加熱調理済みもしくはよく熟した果物、
 コンポート、焼いた果物、シャーベット、など
野菜:
 加熱調理した野菜、ピューレ状の豆類
乳製品:
 植物性の乳製品(アーモンド、オート麦、
 米、ココナツ等のドリンク)、
 羊やヤギの乳製品、大豆ヨーグルト、
 豆乳、水牛のモッツァレラチーズ、
 ラクトースフリーの牛乳、など
でんぷん類・シリアル:
 グルテンを含まないもの、繊維の少ないもの
 キノア、とうもろこし、そば、じゃがいも、
 米、など
飲み物:
 緑茶、水

種のある野菜(トマトやキュウリなど)は種を取り、
蒸し料理、炒め料理、ピューレ、スープ、ラタトゥイユ
などのように加熱調理することが望ましい。

と、書いてありました。

そして、肉・魚・卵は推奨!と手書きで
付け加えられました。


なんでこういうものがダメなのか?という部分の
詳しい説明が聞けなかったことと、
いきなりこんなに沢山のものを食べるのを止めろと
言われても~!!と思ったこともあり。
最初から完璧にはできませんでした…。
(バナナは今でも加熱して食べてます。
バナナがこのリストにあることに、
つい最近気が付きました…。)

それで、考えながら、大体のところをやっていき、
食事の変更に慣れるまで数か月かかりました。
そして今は、さらに、これに加えて
「不耐性のある食品を避ける」も加わったので…
今のところ、レパートリーが非常に少ないです。。。
たまにコンビニのおにぎりが恋しくなります。