グルテンフリーの練りパイ生地 pâte brisée sans gluten
随分前に、グルテンフリーのパイ生地(折りパイ生地)
の話を書きました。
こちらの記事です。
今回は、パート・ブリゼ(練りパイ生地)を使って
焼き菓子を作ってみました。
こちらも、グルテンフリーの折りパイ生地と同様に
卵や乳製品も使われていません。
(ヴィーガン表示こそ無いですが、ヴィーガンですね。)
フランスで夏に出回る、reine Claude(レーヌ・クロード)
という品種の緑色のスモモ。
よく熟れると甘く、香りも良くて美味しいです。
手前の雪だるまみたいなのは…
双子の実があったので、子どもと遊んで
こんな写真を撮ってみました。(笑)
軸をお皿に置いて腕に見立てると、
ほんとに雪だるまに見えます。
そんなレーヌ・クロードを使った、
パテ・オ・プリュンヌという伝統の焼き菓子が
ロワール地方のアンジェにあります。
パリなど他の都市では売られていませんが、
アンジェ辺りではスーパーで普通に売られているような、
この地方の馴染みの食べ物。
材料は至ってシンプル。
パート・ブリゼ2枚と、レーヌ・クロードとグラニュー糖。
なので、このヴィーガンのパート・ブリゼを使えば
乳卵小麦なしのパイができるのです!😃♥️
出来上がりはこちら。
何となく不格好な仕上がりなのは…
生地がくっつかないからです。😣
以前書いた折りパイ生地の時もそうだったのですが、
この市販の生地は、くっつかない!!
それで、生地同士をくっつけるべき所が離れてしまい、
今回は全て浮いたようになりました。。。
(前の折りパイ生地のパイ包みは、口がぱっくりと
開いていました。)
本来はどんな感じかというと…
こちらのウィキペディアの記事に写真があります。
こちらは少し前に、
市販の一般的なパート・ブリゼを使って
子どもと作った時のもの。
こんな仕上がりにしたかったんですけど…😅
卵が入ってない生地は難しいです。😑
グルテンフリー生地の話に戻ります。
断面は、こんな感じです。
くっついて欲しい所がくっついて無いのは無視して
話を進めます。(笑)
入れたスモモの量が少し少なめだったので、
少し貧相ではありますが、
大体こんな感じ。
切ると、とろりとシロップみたいなのが出てきます。
食べてみると、生地の部分の味わいはやはり少し
物足りなさを感じるのですが、これは仕方ないですね。
食感は、けっこう固い。
フランス人はこういうデザートもスプーンで食べたり
しますが、これは無理!
ナイフとフォークが必要な硬さ。
もしかして、同じグルテンフリー生地でも折りパイ生地
の方を使ったほうが良かったのかも?
なんて思いながら食べました。
しかし、スモモと砂糖が煮詰まってできた中身は
美味しいので、少し物足りなさは感じるものの、
けっこう美味しく食べました。😄
ちなみにこの緑色のスモモは、火が通ると皮に酸味が
増すので、甘酸っぱいお菓子に仕上がります。
原材料:Ingrédients :
でん粉(じゃがいもでん粉、コーンスターチ)Amidons ( fécule de pomme de terre, amidon de maïs ),
水 eau,
非水素化植物性油脂(パーム油、ひまわり油)matière grasse végétale non hydrogénée ( palme, tournesol ),
米粉 farine de riz,
増粘剤(キサンタンガム、グァーガム)épaississants ( gomme de xanthane, gomme de guar ),
ひよこ豆粉 farine de pois chiche,
ゲランドの塩 sel de Guérande,
ひまわり由来タンパク質 protëines de tournesol,
濃縮レモン果汁 jus de citron concentré,
大豆由来食物繊維 fibres de soja.
★乳製品を使用する工場で生産しています
(★Peut contenir des traces de lait.)
原材料が折りパイ生地と全く同じでビックリ!(笑)
今回はNaturaliaで買いましたが、Bio C Bon とかでも売ってます。
(3,50€くらいだったかなと思いますが…忘れました。)
うちの近所あたりでは品切れのことが多いのが
残念な点です。
あまり売れる商品でもないでしょうから、仕方ないですね。
この、くっつかない生地をなんとか上手く使って、
美味しいお料理を作ってみたいものです。