40代後半からの食生活改善日記 à Paris

不耐性により、牛乳・卵・小麦粉なしの生活。

キノア・レアル quinoa real

昨日から急に暑くなったので、今日は

キノアのサラダを作りました。

雑穀みたいなキノア、正確には穀物では無い

そうです。

お米よりも栄養価が高いと、日本でも言われて

いるようですね。

(日本では、キヌアと言うのかな?)


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キノア・レアル

 

しばらく前に、フランスのレポート番組で

キノアの話をしていた時。

ボリビアのキノア栽培の様子がのどかで

つい見惚れていたら、農家の方が、まさに

この箱を手にして映ってました!😃

プリメアル社のキノアの栽培地でした。

 

ボリビアの、確か標高4000mの高地で栽培

されているという話でした。

インカの時代から変わらぬ栽培方法で、

昔から受け継がれている品種(改良されていない)

を栽培しているので、種子にはサポニンという

天然の虫除け成分がたっぷり付いており、

そのおかげで農薬を散布する必要が無いという

話でした。

その、サポニンたっぷりの昔からの品種が

「Quinoa Real キノア・レアル」だそうです。

 

現地では、収穫されたキノア・レアルは

小さな倉庫のような工場で、バケツなども

使って手作業で洗浄し、苦い味のサポニンを

落とす作業をしています。

何度も洗って、現場はものすごい泡だらけ

でした。

洗う作業はなかなか大変なのだそうです。

そのおかげで、私達がキノア・レアルを

そのまま調理しても苦くない状態で購入

できます。

 

番組では、ペルーなど他の産地のキノアも

紹介されていましたが、そこではサポニンを

ほとんど含まない種類のキノアを開発して

大規模栽培しており、必然的に農薬の散布を

していました。

フランスの普通のスーパーで、「Quinoa キノア」

とだけ書いてあり、ビオのスーパーよりも

安く売られていて、ペルー産などであれば、

たぶんキノア・レアルではなく

こちらの大規模栽培のキノアなのでしょう。

 

キノア・レアルはビオのお店で手に入ります。

一箱500gで5€くらいだったと思います。

 

ボリビアの高地では、あまりに標高が高いため、

他に作物が育たないそうで、このキノア栽培が

唯一の現金収入だとか言ってました。

キノアで収入が得られることにより、

栽培農家さんの暮らしも豊かになっていって

いるそうです。

収穫前に、お祈りをしてから作業していたのが

印象的でした。

 

キノア・レアルのほうが他のキノアより

栄養価が高いという話が日本語の情報で

たくさん見られるのですが、

そういう理由だけでなく、むしろ

あんな風にして栽培されたキノアを食べて

いたいなあと思って私はこれを買ってます。

キノアのピンクの穂がきれいでした。

 

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丸い写真が、キノアのピンク色の穂。

ここではタンパク質、食物繊維、マグネシウムが

豊富だと紹介しています。

 

グルテンフリーであることを保証しているのですが、

どうやらキノアの中にはグルテンをわずかに含む

品種もあるようで、

このキノア・レアルはグルテンを含まない品種

ということのようです。

 

うちでは娘が小さい頃にはよく、

白米と混ぜて炊いて雑穀ごはんにしていました。

ここ数年は、キノア・サラダにすることが

多いです。