40代後半からの食生活改善日記 à Paris

不耐性により、牛乳・卵・小麦粉なしの生活。

プロバイオティクス

MicronutritionnisteのB医師の所で

Probiotiques プロバイオティクス(仏語では

プロビオティック)を処方されて、

約1年近くになります。

 

プロバイオティクスとは、一昔前に「善玉菌」と

呼ばれていた腸内細菌たちのことです。

人間の体に良い影響を及ぼす腸内細菌を「善玉菌」、

悪い影響を及ぼすものを「悪玉菌」なんて

言っているのをテレビで聞いたことがありました。

(ウィキペディアの解説:プロバイオティクス

 

今は、1つの菌が時と場合によって、良い影響、

悪い影響の両方をもたらす場合があることも

分かってきたそうで、

善玉・悪玉と簡単に言い切れないんだとか。

 

私がB医師に処方されたのはサプリで、

問診で症状を話しては、時々種類を変えられて

います。

細菌の株によって、期待される効果が違うの

だと思います。

 

しかし、

この菌は絶対にこの症状に効く、というほど

単純なものでも無いようで、

そして私の場合は腸内環境の悪さとともに

食物不耐症や胃の問題などもあるので、

様子を見ながらやってます。

(一番最初に処方されたプロバイオティクスは

逆に下痢が悪化してました。。。)

 

ネットであれこれ見てみると、

腸内環境や腸内細菌の研究はまだまだ未解明な

部分が多いそうで、そして患者一人ひとりで

合う菌も違ってくるのかもしれず、

プロバイオティクスの種類を変える度に

自分で人体実験してる気分になります。😅

 

で、一年ほど続けてみて、どうかと言うと、

食事制限の影響もあるのでプロバイオティクス

だけの感想では無いですが、

悪くは無いと感じています。

 

下痢や便秘、腹痛が治まったのは、

プロバイオティクスというよりもむしろ

食事制限のおかげかもしれません。

(自分の体が現時点では受け入れられない食べ物

の摂取量を減らしたので。)

 

プロバイオティクスの影響かも?と感じるのは、

下痢や便秘、腹痛の改善も一部あるとは思うのですが、

それだけでなく、むしろ精神的な影響のほうかも

しれないと、今までを振り返ってみて思います。

 

腹痛とまではいかなくとも、何となくお腹が

シクシクとしてあんまり調子が乗らないなあと

思う日々が続く時、自分でも気付かないうちに

精神状態も悪化していき、

気付いたらすでに抑うつ症状が出ていたりします。

自分でもコントロール出来ない感じで

急激にイライラが出たり、気分が塞いだり、

意味もなく泣きたくなったり…等。

でも、体の状態(主に胃腸)が回復すると、

気分も回復するように感じています。

 

抑うつ症状は昔からあって、

一時期は数年間抗うつ剤を服用していました。

特に原因もなく落ち込んだり泣いたりすることが

けっこう多かったんです。

それが、ミネラル不足(主にマグネシウム)を

補う治療によってまず軽減し、それで便秘も

かなり改善されていました。

それからプロバイオティクスを試すに至ったの

ですが、さらに精神状態が安定したように

感じています。

なんていうか…、「まあいっか」と思えることが

どんどん増えている感じです。

 

まだ胃腸の調子が不安定なので精神的にも

不安定な時はよくありますが、

数年前と比べると、随分と安定したと自分で

感じていますし、夫もそのように感じている

様子です。

 

これがプロバイオティクスのおかげだ!と

言えるほど私は医学的な知識は無いので、

腸壁の状態が少し改善したから、とか、

細菌以外の何か他の影響かもしれませんが、

胃腸のケアを始めてから精神的にも良い影響が

あったなあという振り返りです。

 

腸は第二の脳、とか聞きますが。

ほんとにそうだな〜と最近思います。

 

プロバイオティクスに関して書かれた記事で、

ざくっと良くまとめてあるものがあったので

貼っておきます。

プロバイオティクスってどんなもの?

(2017年の記事なので、もしかしたら、

情報が部分的に少し古いかもしれません。)

アメリカの記事の日本語訳なので、アメリカの事情

として書かれています。

フランスではプロバイオティクス入りの機能性食品

はスーパーではヨーグルト程度しか見ないように

思うのですが、日本でもたぶんそんな感じですよね。

 

この記事の中に、プロバイオティクスの株の名前

がいくつか載っており、

私が今飲んでいるサプリに入っている菌

(Lactobacillus acidophilus)も掲載されて

いました。

これは消化に良い菌だそうです。